Creaform がロボット搭載型3D スキャナー MetraSCAN-R を発表

2013年5月6日

レヴィ、201356 – ポータブル3D測定ソリューションと3Dエンジニアリングサービスの業界最大手 Creaform社は、本日、生産ライン現場(又は、それ以外)での自動検査用ロボット搭載型光学三次元測定機であるMetraSCAN-R シリーズを発表致しました。本製品は、来週ドイツ・シュツットガルト市で開催される CONTROL ショーで正式発表致します (Hall 5, booth #5108)。
 

顧客からのより複雑で優れた製品品質のご要望にこたえるため、かつ、これまでにない短縮されたターンアラウンド時間や製品生産サイクルのような環境下において、製造各社は競争力を保持し続ける課題に直面しています。既存の測定技術やこのような状況下では、製造各社は、自身の製造パーツの品質保証を高精度で検査する際に苦労されています。

Creaform は、これらの問題を解決する手段としてロボット搭載型スキャナーを提案致します。TRUaccuracyテクノロジーにより、拡張可能な測定領域を設定できることとロボット搭載が可能なため、直接現場で多種多様なパーツの検査が可能になります。

「製造業における、生産ライン上、又は、ライン外において、複雑なパーツ用の、高精度で信頼性の高い自動検査用三次元測定機がありませんでした。高速の連続生産工程において三次元測定機は、ある時間内に対象物を測定でき、かつ、一定水準以上の品質に適合していなければなりません。更には、スキャニング精度が現場環境に影響されにくいことが必須だと我々は理解していました。」と、 MetraSCAN-R のプロダクトディレクターであるJean‑François Larue氏は説明します。

現場における自動三次元検査ソリューション

Creaform は MetraSCAN-R シリーズを新たに導入することで、工業や製造業界において提供できるソリューションを更に広げました。 MetraSCAN-R シリーズは二種類のスキャナー(70-R と 210-R)を、一日あたり数百にも及ぶ連続製造ライン上での自動化・ロボット化されたパーツ検査や、生産ライン上の0.5 ~ 3 メートルほどの対象物検査を、または、Part-to-CAD (対象物とCADデータ比較)分析やサプライヤー品の品質検査などを可能とします。
 

MetraSCAN-R 3D スキャナーの特長

速い
一日あたり数百の検査が、生産現場で可能。

高精度測定
CreaformのTRUaccuracy テクノロジーに基づき、振動や温度変化などの現場環境に関係なく、最高0.085 mm の精度を保証します。スキャナーの寸法測定の精度は、ロボットに依存しません。

ダイナミックレファレンシング(動的参照)
C-Track のダイナミックレファレンシングモードを使用することで、座標系が測定対象物に文字通り「固定」され、測定中における測定対象物と参照点(レファレンス)との位置関係は保持され続けます。

自動位置合わせ
瞬時、かつ、信頼性の高い位置合わせが可能です。光学リフレクター(反射板)を使用することで、対象物との位置合わせを自動的に行います。

汎用性
このソリューションは、多種多様なサイズや形状の自動検査プロジェクトに求められる、全ての検査手順やプログラムを、設定およびプログラミングすることが可能です。

互換性

現時点ではMetraSCAN-R は、KUKA社製のKR5 Arc / KRC4 ロボットだけに搭載が可能で、Metrologic社製の X4 iRobot software で動きます。より多くのロボットやソフトウェアとの互換性を研究開発中です。