- Article
- Related
製造した部品やアセンブリ品の品質管理を担当していると、なかには、形状が複雑なものや厄介な表面仕上り加工されたものがある。それでも目指すのは、様々な制限に縛られて柔軟性に欠ける座標測定機(「CMM」)にはあまり頼らずに、このような部品を高い精度で細部まで検査すること。そして、何よりも、寸法が公差外であった場合に、測定自体を疑わずに済み、自信を持って対処できるだけの、信頼できる確かな計測結果、すなわち、測定対象部品の状態を正確に示すデータを求めている。
上記が当てはまるのなら、以下のブログは絶対に読む価値があります。
問題は部品、それとも計測?
部品で品質の問題が報告された場合、品質管理(「QC」)や品質保証(「QA」)の専門家は、その問題が製造上の欠陥なのか、検査データそのものの妥当性にあるのかをどう見極めるのでしょうか。
どうすれば、計測データが完全かつ信頼できるものだと確信できるのでしょうか。
どうすれば、部品が、求められる精度で、必要な部分が完全にスキャニングされたと確信できるのでしょうか。
つまり、どうすれば、計測や検査結果に対する疑いを払拭でき、結果を全面的に信頼できるのでしょうか。
寸法に疑念が生じたとき、多くの場合に検査データの精度の問題として片づけてしまいがちです。運が良ければ、作業は中断なく進みますが、是正措置を講じなければならないような場合には、その寸法の違いが事態を悪化させ、生産の遅れやコストのかかる再加工のみならず、製品の回収にまで至る恐れがあります。
こういったリスクを低減するため、また、それ以上に自らの責任を効果的に遂行するためには、QCやQAの専門家は、信頼できる検査データを拠り所とする必要があります。正確かつ信頼できる計測結果を得ずして、製造上の課題に対処するための、十分な情報に基づく的確な判断を下すことなどできません。
部品品質を確実に立証できるCreaformのソリューション
この課題を念頭に、Creaformは HandySCAN 3D|EVO SeriesTM. Tを開発しました。目指したのは、形状が複雑であったり、扱いが難しい表面仕上げが施されている部品や製品であっても、業界の最も厳しい要件を満たす、検証可能かつ信頼性の高い仕様に基づいて、QCやQAの専門家自らが寸法検査を行って、部品品質を確実に立証できるようにすることでした。
ISO 10360規格に基づき、ISO/IEC 17025認証社内ラボによって裏付けられ、トレーサブルなデータと正確な結果が得られるHandySCAN 3D | EVO Seriesは、検査工程から曖昧さを排除します。品質の問題が過小に評価されたり無視されたりすることなく、的確に特定され把握できます。問題が部品や工程そのものにあっても、QCやQAの専門家は、計測結果を信頼して真実を語ることができます。
このソリューションがあれば、QCやQAの担当者は問題が深刻化する前に、確信を持って適切な判断ができます。ただデータを取得するだけではなく、いつでも正確な計測ができるという安心感が得られます。
HandySCAN 3D | EVO Seriesの4つの重要な新機能
HandySCAN 3D | EVO Seriesには、Creaformのエンジニアたちが開発した新機能が加わっています。これらによって、完全統合型のソリューションとして機能し、より一層の使い勝手の良さを実現して、新規ユーザーがこの技術をすぐに使いこなせるようサポートしつつ、既存の上級レベルユーザーのニーズも満たします。
より直観的なワークフローを可能にする組み込みGUI
パワフルなグラフィカルユーザーインターフェース(「GUI」)が搭載されたHandySCAN 3D | EVO Seriesは、スキャンプロセスを効率化できるよう設計され、人間工学の観点からの改善も加えられています。ユーザーの視線にリアルの部品とスキャンデータの両方を合わせることで、より一層直観的なデータ取得を可能にし、ユーザー体験を飛躍的に改善しています。
統合型のディスプレイには、機器利用者のオンボーディングの簡略化も考慮したデータ取得時のスキャンパラメータへのアクセスを容易にする視覚ガイダンスがリアルタイムで表示されたり、作業現場でデータの完全性を確認できる視覚3Dインジケーターも表示されます。
この考え抜かれた人間工学に基づく革新により、3DスキャナーとPCとの間で視線を行ったり来たりさせる必要がなくなります。また、データの可視化も向上し妥当性検証も容易になったため、カラーマップなどによってリアルタイムで「逸脱」を把握できます。
以下のビデオでは、製品マネージャーであるピエール・リュック・デラグラヴ(Pierre-Luc Delagrave)が組み込みGUIを使って皆さまをガイドします。HandySCAN 3D | EVO Seriesが目指すもの、機能や現場での検査にもたらされる価値について説明します。
よりスマートな検査を可能にする拡張現実と自動位置合わせ
拡張現実を統合したことで、HandySCAN 3D | EVO Seriesでは、検査効率とスキャンの鮮明さが向上しています。リアルなパーツの上に直接メッシュを生成して可視化できるように見えるため、オペレーターは、集中を切らさずに、解像度を上げる必要のある部位を容易に判別できるようになります。また、関係のないデータなどの判別も容易なため、削除して自動クリーンアップを実行するなど、スキャニング後の手作業によるデータ編集作業も最小限で済みます。さらに、拡張現実内においては、スキャンした部品と3D CADデータとの自動位置合わせも容易に行え、3D CADモデルからの「逸脱」をリアルな部品とカラーマップを重ね合わせ、表示できます。
これらの機能がシームレスに統合され、再現性のある効率的な検査ワークフローをサポートします。 拡張現実がどのように機能するのか、どのような目的で設計されたのか、ユーザーのワークフローをいかに向上させるかについて、製品マネージャー、ピエール・リュック・デラグラヴ(Pierre-Luc Delagrave)が説明します。
ぜひビデオをご覧ください。
文書化を向上させるフォトカメラ
このスキャナーには、QAやQCの専門家が部品評価の文書化をより迅速、明確かつ効率的に行えるようサポートするフォトカメラも内蔵されています。検査の工程内で高品質の画像をキャプチャできるため、機器を別に準備する必要もなく、時間のかかる手作業も不要です。
この機能は、検査にとどまらず、リバース・エンジニアリング・ワークフローもサポートします。写真が自動的に3Dモデルに関連付けられるため、ユーザーは、設計意図や表面状態、特定の形状の詳細を視覚的に捉えることができます。この充実した視覚的背景により、1台のデバイスで、再設計作業の効率化、チーム内のコミュニケーションの向上、より包括的かつ追跡可能なプロジェクト履歴の作成が可能になります。
このビデオでは、ピエール・リュック・デラグラヴ(Pierre-Luc Delagrave)が統合型フォトカメラをご紹介します。その役割や動作、いかに文書化の向上に役立つかを詳しくご説明します。
ワイヤレス接続で強力なモバイルソリューションに
このスキャナーにワイヤレスキットを組み合わせれば、Creaformを象徴する三次元座標測定機グレードの品質を損なうことなく、モバイル対応型 3Dスキャニングソリューション として機能します。ユーザーは、本キットを使用してもCreaformの代名詞かつブランドを定義する、携帯性、立証済みの信頼性、比類ない認証精度も得られます。
このワイヤレス構成により、外部電源接続も、かさばるノートパソコン、長いケーブルも不要となります。遠隔で作業することもできるようになります。また、スキャンデータや作業ガイダンスなどが3Dスキャナーの統合型インターフェースに直接表示されるため、QCやQAの担当者やオペレーターは生産現場をより自由に動き回れるだけでなく、パソコンから離れていてもデータの取得を視認でき、PCで作業を行う必要がないためワークフローを中断することなくその場で即座に調整を行えます。
信頼できるデータがあってこそ下せる的確な判断
QCやQAの専門家にとって、十分な情報を得た上で判断を下せるかどうかは、3D計測の信頼性と精度にかかっています。計測結果が不確かであれば、それに続く行動や作業も不確かなものになります。HandySCAN 3D | EVO Seriesが、非常に複雑な部品であっても確実かつ明確に寸法検査を行えるようサポートし、疑いの余地が残らないようにするという目的のために設計されたのは、このためです。
強力な組み込みGUI、統合型フォトドキュメンテーション、自動調整機能を備えたリアルタイムのAR、ワイヤレスによる優れた可動性が加わったHandySCAN 3D | EVO Seriesによって、ユーザーは、ポータブル3D計測に大きな信頼を寄せることができるようになります。各機能は、ユーザビリティの向上とワークフローの加速化を可能にし、品質を検証する必要がある場合はいつでもどこでも信頼できるデータを確実に得られるよう、考え抜かれて設計されています。
EVO Seriesなら、3Dスキャナー以上のものを獲得できます。 Creaform Metrology Suiteと組み合わせれば、業界の最も厳しい基準を満たす、信頼性に優れた検証可能な結果を得られる包括的ソリューションとして機能し、今日のものづくり品質課題を確実かつ明確に克服できるようサポートします。
Published 09/21/2025


