Creaform、VXelements 11を発売

VXelements 11

2023年6月7日

大規模なアップグレードによってVXinspectモジュールに徹底した改良が行われ、品質管理機能の拡充とロボット工学システムとの相互運用性、比類ないユーザビリティも実現

AMETEK, Inc.のビジネスユニットであり、ポータブル3D測定ソリューションエンジニアリング・サービスの世界的リーダーであるCreaformは本日、優れた新機能を数多く搭載し、より一層の高性能を実現した、待望のVXelements 11TMを発売することを発表しました。

VXelements 11の最も大きな変更点は、VXelementの寸法検査モジュールであるVXinspectTMに適用されました。VXinspectは、Vxinspect | AnalysisとVxinspect | Quality Controlという、2つの特徴的なモジュールに分かれています。どちらのモジュールも、製造の品質管理工程の異なる2つの段階に基づく徹底的な見直しと最適化によって生み出されました。

  • VXinspect | Analysisは、設計・製造における寸法上の問題の根本原因の解析を効率化する、直観的かつユーザー・フレンドリーな検査ソフトウェアです。
     
  • VXinspect | Quality Controlは、その後の製造工程における高度な品質管理用途向けの包括的な3D検査ソフトウェアです。

VXelementsの、リバース・エンジニアリング・ワークフローと積層造形ワークフロー向けのScan-to-CADモジュールであるVXmodelTMには、製品の設計・開発向けのクラウドベースCADソフトウェアとして人気が高まっているFusion 360との互換性が加わりました。Fusion 360は、今やSolidWorksやInventor、Solid Edgeといった他のCADソリューション共に、シームレス統合の一角を成しています。ユーザーは、CADファイルをVXmodelからFusion 360へと直接送れるため、リバース・エンジニアリング工程の簡素化につながります。

柔軟性と簡素化のより一層の向上を目指し、Creaformはデジタルツイン環境ソフトウェア・モジュールのVXscan-RTMと、UR10やFanuc CRX-25i、M-10iD/8Lといった新たなロボットブランドとの相互運用性を拡張しました。また、VXscan-Rを活用すれば、ユーザーは、協働ロボットと連携するティーチペンダントから直接軌道を記録することもできます。

この新たな発売に備え、Creaformは、習熟度に関係なくすべてのオペレータが優れたユーザー体験を得られるよう、VXelementのアプリケーション・モジュールにユーザビリティの拡大と人間工学的な改善を実施して、より直感的なプラットフォームへと進化させました。

Creaformのテクニカル・プロダクト・マネージャーであるデイヴィッド・ロビショウ(David Robichaud)は次のように述べています。「Creaformでは、Creaformの3Dスキャナーの価値を最大化してお客様に届けられるよう、Creaformのソフトウェア・ソリューションの向上に一丸となって取り組んでいます。VXelementsのこのアップデートは、Creaformのソフトウェア・ビジョンに合致し、未来に向け、強固な基盤を築くものでもあります」