VXinspect - 新しいCADモジュール

新しいCADモジュール、VXelements 4.0 SR2が実装されました。このモジュールには、新しいCADテッセレーションオプションおよび基本的な修復操作が含まれています。
CADの修復

CADの操作

CADの操作

選択したCADサーフェスに対して、[反転]と[削除]の2つの操作を適用でき ます。

[反転]オプションではサーフェスの向きが反転され、[削除]オプションではCADモデルからサーフェスが完全に削除されます。削除の操作は取り消せません。

選択ツール

選択ツール

これまでになかったツールが実装され、サーフェスを選択しやすくなりました。矩形選択または自由選択を使ってサー フェスを選択できます。また、非表示のサーフェスを選択 に加えるための全体選択オプションも追加されました。

その他のオプションは、展開矢印をクリックすると表示されます。これらのオプションを使うことでも、サーフェスの選択が容易になります。[背面を選択]および[背面のみを選択]オプションでは、サーフェスの向きを基にフィルタリングしてからサーフェスを選択することができます。展開矢印では、[すべて選択]、[選択内容を解除]、[選択内容を反転]のオプションも選択できます。

任意のサーフェスを左クリックすることでもサーフェスを選択できます。この操作は、どの選択オプ ションがアクティブになっている場合でも可能です。

CADテッセレーション

VXelementsに新しいテッセレーションオプションが追加されました。これらのオプションは、オプションメニューのVXelementsノードからアクセスできます([設定]-[オプション])。テッセレーションとは、CADサーフェスを検査用にさらに分割する処理のことです。

CADテッセレーション
CADテッセレーション

ユーザーが設定できる[表示テッセレーション公差]と[検査テッセレーション公差]という2つのパラメータが用意されています。これらのオプションでは、近接したサーフェスと元のCADモデルとの最大弦誤差を定義します。表示パラメータはモデルのレンダリングにのみ使用され、検査パラメータは基準エンティティの計算とその後のデータ比較に使用されます。そのため、基準エンティティと設計済みCADファイルとの差を最小限にするには、公差は低い値に設定してください。ファイルサイズが大きい場合は、検査プロセスを高速化するために、これらの公差を高い値に設定しても構いません。